(レポート) Special Session Q&A session with Andy Jassy #reinvent

(レポート) Special Session Q&A session with Andy Jassy #reinvent

Clock Icon2015.10.09

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この記事は AWS re:Invent 2015、Special Session Q&A session with Andy Jassy (APAC track)のレポートです。

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レポート

Q:日本、中国、韓国のビジネスエクスペリエンスについて。

A:本日は皆様お越し頂きありがとうございました。皆さん、この場で、いろんな情報を学んで、いろんな経験をして、持ち帰って頂きたいと思っています。 APACを立ち上げた当初、まずシンガポールリージョンを立ち上げ、アジアのお客様が遅延なくシステムが構築できるようになりました。アジアのビジネスは急速に成長しています。そしてアジアだけでなく北米などのリージョンを使うようになっており、結局はグローバルなサービスのインフラとしてAWSを使うようになっています。お客様からはもっとたくさんのリージョンをアジアに作ってほしいという要望を聞いています。アジアでのAWSはまだ始まったばかりであり、これからもっと成長すると思っています。

Q:AWSが新しいサービス、機能をどんどん提供し、テクノロジーを変革する流れがあると感じています。3年や5年という中期的なスパンで、AWSがどのような形でビジネスを変えていこうとしているのかを教えてください。

A:現在の状況を見ると、まだエンタープライズ、パブリックセクタについてはこれからだ、始まったばかりだと思っています。3年や5年のスパンでビジネスで考えると、まずはお客様に我々のビジョンを知ってもらうことです。オンプレミスのまま残るものは、クラウドに移行するために何か障壁があるのだと思います。無理に移行しないものもあるでしょう。それ以外はクラウドに移行する流れになると思います。 現在は11のリージョンがありますが、2つのリージョンを追加する予定です。来年にはインドが立ち上がります。今後さらに拡張していく予定です。また、昨日のKeynoteでもお話しましたが、新しいデータサービスが今度増えていくでしょう。解析を簡単にAWSで実行し、理解し、データストアの中でデータを簡単に移行できるように。そしてプロプラエタリなデータベースに格納されたデータはオープンソースのデータベースに移していくことになるでしょう。Auroraはすでに非常に多く採用されています。世界はどんどん変化しています。私の子供は宿題がない限りコンピュータを使いません。ほとんどモバイル端末で行います。私たちのサービスはモバイルに注力しています。世界中の開発者がシンプルにAWSを使えるようにしています。バックエンドとして意識しなくてもよくなります。しかしまだまだモバイル開発者にとってシンプルではないと思っています。もっと簡単にしたい。世界の変化を見ると、油田、船舶、いろんなところにセンサーが設置されるようになっていますし、多くのデバイスがAWSと接続されています。しかしデバイスベンダやアプリケーションベンダにとっては、AWSとの接続はまだ複雑だと思っています。そういったベンダがもっとシンプルに接続できるように、今日AWS IoTを発表しました。クラウドがIoTシステムを補完するものとなります。アプリケーションがより簡単に、高度に、デバイスをコントロールできるようになっていきます。そういった計画を考えています。

Q:AWSと中国の関係について。中国において、今回発表された新サービスがいつ使えるようになるのか。中国でもすぐ新サービスにアクセスしたい。

A:7年かかるということはありません。もっと早く提供します。AWSはスピード、新サービスをユーザーに届ける、それをどのように活用しているのかを聞いて、その結果を改善する、それらのバランスを取る、という理念があります。私たちのお客様は早く新サービスを使いたいと思っていますし、そのフィードバックによってさらに改善できると思っているからです。今、新サービスをアジアに提供するとき、以前より早く提供できるようになっているし、するつもりです。オフィスに戻ったらすぐに確認します。

Q:SIerやスタートアップが、AWSの新サービスに追いつけず、競争力が下がることがある。AWSの新サービスを活用してSIerやスタートアップが進化するにはどうしたらいいか。

A:AWSを活用するスタートアップは、最初からAWSを活用して素晴らしいビジネスを作っています。AWSはスタートアップを強く支援しています。私たちはビジョンがあり、AWSはどのようなガレージカンパニーも世界のエンタープライズな企業と同じようにインフラを使えるようにしたい、と思っています。スタートアップがクラウドを活用して成長できたか、というのはAWSにとっての指標です。 SIerも私たちにとって重要です。なぜならエンタープライズはSIerと密に連携しているからです。どのようなシステムを作るのか、どういうアプリケーションを使うのか、エンタープライズがそれらを相談する相手はSIerさんでしょう。日本におけるSIerは特にエンタープライズと深い関係があると思います。SIerのエコシステムはAWSにとっても重要だと考えています。しかし、SIerさんは、クライアントがクラウドに移行したら自分たちのサービスが使われなくなるのではないか、という不安があるかもしれません。しかしクラウドによってコストもアジリティも改善されます。SIerは、自分たちのクライアントがクラウドを利用する準備ができているのであれば、その引力に逆らうべきではないでしょう。クラウドに成功裏に移行できるように支援することが、SIerにとっても価値があると気づき始めています。多くのSIerがクラウドを学び始めています。

Q:韓国のエンタープライズはまだまだ小さい。黎明期におけるエンタープライズについてどのように考えているか聞きたい。

A:エンタープライズには、急速に変化しコストが抑えられることにワクワクしている会社と、それを恐れている会社があります。例えばNetflixは6年くらい前に全てをAWSに移行すると発表し、そして私たちが想像するより多くの投資をおこないました。そのあとで多くのCIOが自分たちの開発環境をAWSに移すようになりました。実際にやってみると、俊敏性、コスト抑制があり、大きな価値が見出されました。これはとてもエキサイティングだと、それぞれの会社でAWSのエバンジェリストになってくれました。そして次はミッションクリティカルなアプリケーション、Webサイト、アナリティクスをAWSに移行するようになりました。そうした成功例が増え、他の人々が惹きつけられました。クラウドに移せないと言われたら、何故か、何故かとなんども聞きます。その結果「今までのやり方と違うから」という答えが出てきました。そこで変革が必要になります。多くのエンジニア、 SIerがAWSを学ぶようになりました。多くの会社がそのような形で、AWSに移行しています。

Q:中国はまだ少し閉鎖された世界だ。中国政府には独自のセキュリティ基準や規制がある。AWSのセキュリティチームは、米国やヨーロッパなどのセキュリティ基準に対して作業を行っているように見える。中国のセキュリティ基準に対してのセキュリティチームが立ち上がる予定はあるか。

A:私たちは中国のビジネスが急速に拡大していることについてワクワクしていますし、コミットメントしています。中国独自のセキュリティ基準に対してどのように関わっていくかを真剣に捉えています。なかなか難しいところもありますが、今後も注力し、解決していきたいと思っています。

記念撮影

最後は記念撮影がありました。

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